華厳宗は葬儀を行わないのが特徴 - 斎場お探し隊

華厳宗は葬儀を行わないのが特徴

お葬式をする際に、宗教や宗派などを気にするという人も、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。日本にも、さまざまな宗教が存在しています。その中でも、少し特殊な宗教として知られているのが華厳宗です。この宗教は、華厳経の教義にもとづいた教えを広めている宗教であり、中国から来た僧審祥が奈良県にあるお寺・金鐘寺にて華厳経の講義をしたことにより、日本でもその教えが広まったとされています。

華厳経学の中では、もともとの仏教の縁起説から話を発展させている無尽縁起を説いており、本尊である毘盧舎那仏を象徴する太陽の光が幾重にも重なりあったとしても、そのお互いがお互いの妨げになることがないように、宇宙のすべてのものは互いに関係しあっているという考えを持っています。

また、この宗教は葬儀を行わないのが特徴です。何故なら、南都六宗が経典の研究をすることを目的としていたからで、南都六宗は、葬儀や祭礼などをまったく行わないということが何よりの特徴です。南都六宗の宗という文字には、学僧の学派という意味があり、奈良時代に発展した南都六宗の活動は仏法や経典の研究をするということが主な活動でした。

よって、通常の宗教のように、布教したり信仰したりすることを目的としていませんので、儀式なども一切行わないという訳です。この宗教の信者が葬式を行うときには、他の宗教の僧侶に葬式の依頼をして、その宗派の行うやり方の通りに葬式を行います。

コンテンツ


都道府県別注目葬儀場特集


メニュー